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筆者が興味を持った事を無差別に紹介していこうと思います。

就活の時期ですね

ブログ投稿第6段になります。

いやー、年度末は忙しいですねぇ。
今年は新卒採用活動の開始時期も重なっているので、職場にインターンの学生さんが来てたりもして輪を掛けて忙しい雰囲気が出ています。

私は技術職ですが、入社以来この時期はほぼ毎年採用活動に参加させていただいています。

今日は採用活動を通じて感じる私の所感をざっくばらんに書いてみようかと思います。

長文注意(笑)

※本稿は筆者の所属会社の採用方針とは何一つ関連性はなく、あくまで個人の所感です※

特に理由はないけどコメント欄を解放しました。コメント返信もマイペースになると思います。

採用活動は楽しい

会社の採用活動は毎年のように協力させて頂いていて、母校に説明会をしに行ったり、内定者の方とお話しさせて頂いたりする機会があります。

僕自身がただオシャベリな節はありますが、割と若い人や後輩と話すのが好きで採用活動は毎年楽しませてもらっています。

就活中の学生さんからしたら「こっちは真剣なのにお前は楽しんでいるのか!?」と誤解されそうでちょっと恐いですが(笑)

「楽しい」と表現させていただいているのは、学生さんからのたくさんの真剣なご相談に答えながら、自分の仕事との向き合い方を振り返る良い機会にもなっているからです。

そんな採用活動を通じて学生さんたちとお話させていただいている内容を書こうと思います。

就活は普通誰だって不安だ

世の中の就活生って皆不安じゃないですか。

  • どこにも受からないんじゃないか
  • 入った会社が合わなかったらどうしよう
  • やりたい事ができなかったら嫌だな
  • 周りの人の目が気になる
  • ブラック企業だったらどうしよう
  • この会社潰れないかな
  • どうアピールしたら良いかわからない
挙げればキリがないほど就活している人は悩みが多いですよね。

僕の場合は今の会社の選考ではかなり遅いタイミングで決まったようで、周りの仲間が結果を教えあっている時に「俺はもう忘れられたんじゃなかろうか」と大変不安な時期がありました。

次の面接の電話もお祈りメールも来てない状態だともうただただハラハラしながら待つしかないんですよね。何らかの受験を経験された方なら誰でも分かると思いますが、待っている時間はえらく長く感じるものです。

この投稿ではそんな気分を少しでも和らげられたら良いなという気持ちから書いています。駄文長文ですが、思いの丈を素直に書いたつもりですのでしばしお付き合いください。

受ける会社は自分から選ぶしかない

私が就活を経験した2010年はリーマンショックがあってから2回目の新卒採用で、多い人は100社以上にエントリーしていました。最近でも平均で30社ぐらいエントリーするのが普通みたいですね。

一方日本にある会社の数は420万社を超えるようなので、受ける会社を選ばねばならないのは必然の理です。

職種、給与、勤務地、福利厚生、人事制度、など色々と情報過多なのも悩む理由ですが、結局いちばん大事なのは社風なんじゃないかと思います。

できることなら社員さんと会って話してみて、どんな雰囲気なのかをその人を通じて感じてみるのが良いと思います。

あと、その会社に入ったらどんな事をしたいのかを想像してみると良いと思います。それがそのまま採用面談でのアピールポイントに繋がりますし、落ちたらシンプルにそういう人材をその会社が求めてない事になるからです。

自分が前向きに取り組めそうな仕事の仕方を受け入れてくれない会社に無理やり入っても結局良いことは無いと思います。

僕の場合は大学からやっていたアナログ半導体の開発をもう少し続けてみたかったので自然と大企業希望になっていました。

どんな人が採用されるのか(持論)

採用する側の面接官なんかもやっぱり人間なわけで、大事な判断基準は「その人と一緒に仕事をしたいと思えるか」だと思います。特に大きな企業ほどチームでの仕事が多いかと思うので、ともに仕事を分担する上で信頼できる相手であって欲しいはずです。

5年ほどでいくつかのプロジェクトに関わってきましたが、その中で私が「どんな人に助けられたか」という視点で一緒に仕事がしたいと思える人の要素を挙げてみたいと思います。

各々の要素は色んな本やサイトで書かれている言葉ですが、僕なりに困った例なんかを挙げながら紹介できたらいいなと思います。


1. 当事者意識がある人

「主体性のある人」とも言い換えられると思いますが、要は親身になって一緒に考えられれる人の意味でここでは書いています。

特にクリエイティブな仕事になるほど問題解決能力が問われてきますが、規模が大きな仕事ほど1人で解決できる問題なんてタカが知れています。学校では正解が予め用意された問題を解くと評価されますが、仕事では正解なんてない上にとんでもない量のタスクが降ってくる事は良くあります。そうなると、チームワークが大変重要になってきます。

チームを組んで仕事を分担すると、2人以上の仕事の成果が合わさって価値が生まれる事が良くあります。例えば自社開発の製品を売りたい場合、技術者が良い製品を開発しても営業が上手くなければ売れないかもしれないし、その逆であっても上手くいかない事は容易に想像できるかと思います。

これは技術者どうしでも言えることで、部品の設計が良くてもその部品を使ったシステムの設計が悪ければ無駄なものが増えますし、システムが良くても部品がイマイチだと性能が伸びなかったりします。

こういう場面ではお互いが抱えている問題を共有して落とし所を考えていかなければならないのですが、少なくとも親身になれないと本来解決すべき問題の本質が見えるところまでたどり着けない事が多いと思います。

このように、組織において当事者意識をもって物事に取り組む事はとても大事な事です。

2. 自分が分かっていない事に気付ける人

学校のなんかでも分かりやすい授業をしてくれる先生がたまに居ると思いますが、そういう先生は話や実習などを通じて「あ、それ知らなかったわ~」という感覚を引き出すのが上手いんじゃないかと思います。

仕事の上では学ぶモチベーションに関わってきます。「他人が話している内容を自分が知らない事」が分からないと自分で学ぶ気力は起きませんよね?

人の話を聞く姿勢にも影響してきます。すでに知っている話だと頭で思い込んで抜けないと人の話に興味を持てませんし、早合点して全然違う相談事だと勘違いする人もよく見かけます。結果的にその人は何も知らなかったんだなと思われてしまったりもします。

私が居るような技術系の職場では、年齢に関わらず専門性のある人がリーダーシップを取って判断していく場面がとても多いです。だから自分が知らない場合は(ちゃんと下調べはした上で)まわりに居る専門性の高い人に先輩後輩(年上年下)関わらず聞きに行く文化があります。

担当する仕事の専門性が高くなってくると、知識や経験が増えてくる事で逆に自分は何が理解できていないのか(知らないのか)がよく分かってくるようになります。無知の知とも呼ばれますが、この感覚は非常に重要です。

3. 前向きな意見を作れる人

私は就職して初めての業務に携わったとき、上司や先輩が言う言葉の全てが無茶ぶりにしか聞こえない時期がありました。

何が無茶ぶりに感じたかと言うと、ものすごい抽象的なゴール設定だったんですよね。当時の僕にとってはどう取りかかったら良いのか分からず、毎日悩みながら成果を出せずにいました。(今考えたらめっちゃ面白い仕事なんですが。。。)

成果を出せないで苦しんでいるうちに、気付いたら「なぜ出来ないのか」を説明しようと意味のない努力を延々と続けていました。今になって考えるこれが「思考停止」という状態だったんだなと(笑)

でも実際の仕事ってそんな事ばかりなんですよね。その中でも「こう仮定するとできる」とか「ここを妥協すればできる」というような前向きな意見を筋を通して説明する事が求められているのが常です。

そういう前向きな意見って自然と湧いて出てくるものではなくて、

言いたかったこと

今までの内容を踏襲しているか非常に不安ではありますが、僕の結論としては就活では素直な自分の希望を受け入れてくれる会社を選ぶのが一番だという事、それに尽きると思います。

そのためには何より嘘を言わずに自分のやりたい事を表明すべきだと思っています。やりたい事が具体的じゃ無かったとしても、自分が感じたレベル感で自分の言葉で伝えられれば採用側も自分の会社に合っているかどうかを見極めて答を返してくれます

中には採用の上で綺麗な建前を並べてくる会社もあるかもしれませんが、そういう会社はネットで調べればヤバい評判が赤裸々に載っている事が多いです。本気でその会社を選ぶか考えているのであれば一発ググってみて自分の責任でスクリーニングしてみると良いと思います。

色々散漫なお話をしましたが就活に直面している皆さん各々に合った会社との出会いをお祈りして結びとしたいと思います。