InTo

筆者が興味を持った事を無差別に紹介していこうと思います。

就活の時期ですね

ブログ投稿第6段になります。

いやー、年度末は忙しいですねぇ。
今年は新卒採用活動の開始時期も重なっているので、職場にインターンの学生さんが来てたりもして輪を掛けて忙しい雰囲気が出ています。

私は技術職ですが、入社以来この時期はほぼ毎年採用活動に参加させていただいています。

今日は採用活動を通じて感じる私の所感をざっくばらんに書いてみようかと思います。

長文注意(笑)

※本稿は筆者の所属会社の採用方針とは何一つ関連性はなく、あくまで個人の所感です※

特に理由はないけどコメント欄を解放しました。コメント返信もマイペースになると思います。

採用活動は楽しい

会社の採用活動は毎年のように協力させて頂いていて、母校に説明会をしに行ったり、内定者の方とお話しさせて頂いたりする機会があります。

僕自身がただオシャベリな節はありますが、割と若い人や後輩と話すのが好きで採用活動は毎年楽しませてもらっています。

就活中の学生さんからしたら「こっちは真剣なのにお前は楽しんでいるのか!?」と誤解されそうでちょっと恐いですが(笑)

「楽しい」と表現させていただいているのは、学生さんからのたくさんの真剣なご相談に答えながら、自分の仕事との向き合い方を振り返る良い機会にもなっているからです。

そんな採用活動を通じて学生さんたちとお話させていただいている内容を書こうと思います。

就活は普通誰だって不安だ

世の中の就活生って皆不安じゃないですか。

  • どこにも受からないんじゃないか
  • 入った会社が合わなかったらどうしよう
  • やりたい事ができなかったら嫌だな
  • 周りの人の目が気になる
  • ブラック企業だったらどうしよう
  • この会社潰れないかな
  • どうアピールしたら良いかわからない
挙げればキリがないほど就活している人は悩みが多いですよね。

僕の場合は今の会社の選考ではかなり遅いタイミングで決まったようで、周りの仲間が結果を教えあっている時に「俺はもう忘れられたんじゃなかろうか」と大変不安な時期がありました。

次の面接の電話もお祈りメールも来てない状態だともうただただハラハラしながら待つしかないんですよね。何らかの受験を経験された方なら誰でも分かると思いますが、待っている時間はえらく長く感じるものです。

この投稿ではそんな気分を少しでも和らげられたら良いなという気持ちから書いています。駄文長文ですが、思いの丈を素直に書いたつもりですのでしばしお付き合いください。

受ける会社は自分から選ぶしかない

私が就活を経験した2010年はリーマンショックがあってから2回目の新卒採用で、多い人は100社以上にエントリーしていました。最近でも平均で30社ぐらいエントリーするのが普通みたいですね。

一方日本にある会社の数は420万社を超えるようなので、受ける会社を選ばねばならないのは必然の理です。

職種、給与、勤務地、福利厚生、人事制度、など色々と情報過多なのも悩む理由ですが、結局いちばん大事なのは社風なんじゃないかと思います。

できることなら社員さんと会って話してみて、どんな雰囲気なのかをその人を通じて感じてみるのが良いと思います。

あと、その会社に入ったらどんな事をしたいのかを想像してみると良いと思います。それがそのまま採用面談でのアピールポイントに繋がりますし、落ちたらシンプルにそういう人材をその会社が求めてない事になるからです。

自分が前向きに取り組めそうな仕事の仕方を受け入れてくれない会社に無理やり入っても結局良いことは無いと思います。

僕の場合は大学からやっていたアナログ半導体の開発をもう少し続けてみたかったので自然と大企業希望になっていました。

どんな人が採用されるのか(持論)

採用する側の面接官なんかもやっぱり人間なわけで、大事な判断基準は「その人と一緒に仕事をしたいと思えるか」だと思います。特に大きな企業ほどチームでの仕事が多いかと思うので、ともに仕事を分担する上で信頼できる相手であって欲しいはずです。

5年ほどでいくつかのプロジェクトに関わってきましたが、その中で私が「どんな人に助けられたか」という視点で一緒に仕事がしたいと思える人の要素を挙げてみたいと思います。

各々の要素は色んな本やサイトで書かれている言葉ですが、僕なりに困った例なんかを挙げながら紹介できたらいいなと思います。


1. 当事者意識がある人

「主体性のある人」とも言い換えられると思いますが、要は親身になって一緒に考えられれる人の意味でここでは書いています。

特にクリエイティブな仕事になるほど問題解決能力が問われてきますが、規模が大きな仕事ほど1人で解決できる問題なんてタカが知れています。学校では正解が予め用意された問題を解くと評価されますが、仕事では正解なんてない上にとんでもない量のタスクが降ってくる事は良くあります。そうなると、チームワークが大変重要になってきます。

チームを組んで仕事を分担すると、2人以上の仕事の成果が合わさって価値が生まれる事が良くあります。例えば自社開発の製品を売りたい場合、技術者が良い製品を開発しても営業が上手くなければ売れないかもしれないし、その逆であっても上手くいかない事は容易に想像できるかと思います。

これは技術者どうしでも言えることで、部品の設計が良くてもその部品を使ったシステムの設計が悪ければ無駄なものが増えますし、システムが良くても部品がイマイチだと性能が伸びなかったりします。

こういう場面ではお互いが抱えている問題を共有して落とし所を考えていかなければならないのですが、少なくとも親身になれないと本来解決すべき問題の本質が見えるところまでたどり着けない事が多いと思います。

このように、組織において当事者意識をもって物事に取り組む事はとても大事な事です。

2. 自分が分かっていない事に気付ける人

学校のなんかでも分かりやすい授業をしてくれる先生がたまに居ると思いますが、そういう先生は話や実習などを通じて「あ、それ知らなかったわ~」という感覚を引き出すのが上手いんじゃないかと思います。

仕事の上では学ぶモチベーションに関わってきます。「他人が話している内容を自分が知らない事」が分からないと自分で学ぶ気力は起きませんよね?

人の話を聞く姿勢にも影響してきます。すでに知っている話だと頭で思い込んで抜けないと人の話に興味を持てませんし、早合点して全然違う相談事だと勘違いする人もよく見かけます。結果的にその人は何も知らなかったんだなと思われてしまったりもします。

私が居るような技術系の職場では、年齢に関わらず専門性のある人がリーダーシップを取って判断していく場面がとても多いです。だから自分が知らない場合は(ちゃんと下調べはした上で)まわりに居る専門性の高い人に先輩後輩(年上年下)関わらず聞きに行く文化があります。

担当する仕事の専門性が高くなってくると、知識や経験が増えてくる事で逆に自分は何が理解できていないのか(知らないのか)がよく分かってくるようになります。無知の知とも呼ばれますが、この感覚は非常に重要です。

3. 前向きな意見を作れる人

私は就職して初めての業務に携わったとき、上司や先輩が言う言葉の全てが無茶ぶりにしか聞こえない時期がありました。

何が無茶ぶりに感じたかと言うと、ものすごい抽象的なゴール設定だったんですよね。当時の僕にとってはどう取りかかったら良いのか分からず、毎日悩みながら成果を出せずにいました。(今考えたらめっちゃ面白い仕事なんですが。。。)

成果を出せないで苦しんでいるうちに、気付いたら「なぜ出来ないのか」を説明しようと意味のない努力を延々と続けていました。今になって考えるこれが「思考停止」という状態だったんだなと(笑)

でも実際の仕事ってそんな事ばかりなんですよね。その中でも「こう仮定するとできる」とか「ここを妥協すればできる」というような前向きな意見を筋を通して説明する事が求められているのが常です。

そういう前向きな意見って自然と湧いて出てくるものではなくて、

言いたかったこと

今までの内容を踏襲しているか非常に不安ではありますが、僕の結論としては就活では素直な自分の希望を受け入れてくれる会社を選ぶのが一番だという事、それに尽きると思います。

そのためには何より嘘を言わずに自分のやりたい事を表明すべきだと思っています。やりたい事が具体的じゃ無かったとしても、自分が感じたレベル感で自分の言葉で伝えられれば採用側も自分の会社に合っているかどうかを見極めて答を返してくれます

中には採用の上で綺麗な建前を並べてくる会社もあるかもしれませんが、そういう会社はネットで調べればヤバい評判が赤裸々に載っている事が多いです。本気でその会社を選ぶか考えているのであれば一発ググってみて自分の責任でスクリーニングしてみると良いと思います。

色々散漫なお話をしましたが就活に直面している皆さん各々に合った会社との出会いをお祈りして結びとしたいと思います。

ブログアイコンを作りました

えー、しばらく書いていない感じでしたがモチベーションが下がった訳ではありません。

ただ単に忙しかっただけです(笑)

今日はやや雑な記事ですが、実は別途書き進めてる壮大な記事がなかなか着地点が見えずに滞っているため公開できていないという内部事情によるものです。

ブログアイコンを作りました

はてなブログに決めたのは半分ぐらいは友人のM.I君のせい(おかげ)なのですが、彼のブログには象徴的な(?)アイコンがあるのがなんか羨ましくて作っちゃいました。

スマホで読んで下さっている方は表示した画面の一番上の方に、PCの方はURLバーのところにアイコンが表示されているのではないかと思います。

アイコン作成奮闘記

えーっと、先に言っておきますがアイコン作成に掛かった時間は約30分です

何よりも構想というか、デザインのイメージがなかなか固まらずにズルズルしていたのがアイコンを作るのが遅くなった主要因であります。

実は僕はMS PowerPoint(パワポ)でお絵かきする事なら何でもできるレベルに到達したいわゆる"パワーポッター"でして、イメージさえすればパワポで何でも描けてしまう謎スキルを習得済みです。

デザインって結構悩みますね。

ロゴなんで写真というよりはベクターシェイプが好まれるものかと思ってまして、なおかつブログ自体の雰囲気や方向性を象徴するような形であることが望ましいのではないかと思います。

結局のところ本ブログの場合はInToというタイトルから"殻を破って中に入っていく"イメージでアイコンを作ってみました。文字はどっかのフォントを使用したわけではなくてパワポの図形で描いています。

いやー、パワポがあればなんでも描ける(しかも印刷しても結構綺麗)ので、VisioやらPhotoshopやらIllustratorとかを導入する理由をあまり感じなくなって来るんですよね。


パワポ最高!!!!(何





よし、眠いんで今日はもう寝ます。
おやすみなさいー。

知るという事の楽しみ

ブログ4記事目でございます。

Amazonアソシエイトさんからのお祈りメールが来た私ですが、アクセス解析Googleアナリティクスさんは難なく導入できました。

いやー、なんとなく数字見てると面白いですね。現状の当ブログの平均セッション時間が50秒でございました(笑)

"キヨタはまたワケわかんねー事グダグダ書いてるなー。"
"本人は元気そうだしまぁいいか。(ブラウザ閉じる)"

というような流れが容易に想像ついているわけですが、僕としてはそれでも十分嬉しいので全く気にしていません(笑)

直接お会いした方は是非率直なご感想をいただけると嬉しいです。

今日も自由に自分のスタンスで書いていこうと思います。
前の3記事よりは多少楽しんでいただけるのではないかと。

興味は広ければ広いほど良い

いきなりすぎますね。
はい、良くわかっていますよ(笑)

僕としても流れが上手く整理できていないお話を書こうと今日決めてしまったので、少々戸惑いながらこの記事を書いております。

前置きは良いからはよ話せという事ですね、はい。

僕の人生の楽しみ方として、基本的に自分の興味には素直に何でも手を出してみるというのが趣味趣向であります。

親の育て方が良かった(?)のか、僕が親の言うことを自然にスルーして勝手に育って行ったのかは良くわかりませんが、僕の人生は自分の興味のままふらりふらりと色々なものに手を出しては辞めての繰り返し。楽しいものだけ今の自分に残して他のものは「あ、これ俺には合わなかったんだな(ポイッ)」と放り投げて、また別のものに手を出す感じで生きてきました。

もうとにかく自分の興味があることばっかしてきて生きてきたと言っても過言ではないです。

今までどんな事をしてきたかというと、、、

  • ピアノ (5~7歳、猫ふんじゃった以外に興味が湧かず引退)
  • 剣道 (6~7歳、少年剣士8級にて打たれた小手が痛すぎて引退)
  • 水泳 (8~9歳、クロールが平泳ぎより遅くて引退)
  • 理科<物理> (10歳~現在、塾でNewtonを読み始めてから楽しすぎて現在も継続中)
  • 電気 (11歳~現在、半田ゴテを親にねだって以来現在も継続中)
  • バドミントン (13歳、筋トレが辛すぎて引退)
  • 数学 (13歳~現在、数式が導き出す世界が美しすぎて現在も継続中)
  • プログラミング (15歳~現在?、あくまでツールとして仕事でも使うので現在も継続中)
  • コーヒー (17歳~現在、なんだか大人になった気分で薫りが芳醇すぎて現在も継続中)
  • ゴルフ (17歳、打ちっ放しに行ったらいきなりフックして引退)
  • 酒 (20歳????~現在、むしろ飲んでなくても既に酔ってるキャラなので現在も継続中)
  • 音楽 (21歳~現在、70's Funk/Soulを聴き始めてからノリノリすぎて現在も継続中!?)
  • ビリヤード (22歳~現在、奥が深すぎて生涯スポーツ感ハンパないので現在も継続中)
  • 服へのこだわり (24歳~現在、友人に全否定されて以来スタイルを変えて現在も継続中)

いや~、振り返ると色々な事をしてきました。
やっぱりやってみる事で自分との相性が分かるところもありまして、臆せず手を出してみる事は大切なんだなぁと人生を通して感じてきたと思っています。

興味を頭で否定しなくなったキッカケ

ずーっと生きてきて尽きない興味に関して人との距離感を感じる事もあったりしましたが、最近では大変ポジティブに自分の性格と向き合うことができるようになってきました。何がキッカケなのかなぁと自分で振り反ってみたんですが、おそらく修士1年生の頃に受けた授業のせいなのではないかと思っています。ただ話を聞いてレポートを書くという授業だったんですが、ソニーコンピューターサイエンスラボラトリ(CSL)の人が入れ替わり立ち代わり話をしてくれた事にレポートを書くというだけの緩い授業でした。

その中で茂木健一郎さんが登壇された回がありまして、話の中で"Sense of Wonder"というキーワードが出てきました。根拠の無い自信を持ってつき進める奴は強いとか他にも色々と刺激的な話をしてくれたわけですが、一番心に残ったのはこの"Sense of Wonder"というキーワードです。実はブログのタイトルにもしようかと悩んだ言葉でもあるのですが、僕が使うには少々おこがましい言葉に感じて別の軸でブログのタイトルを決めました。

Wikiで調べてみると下記のような説明が出てきます。

"センス・オブ・ワンダー(sense of wonder)とは、一定の対象(SF作品、自然等)に触れることで受ける、ある種の不思議な感動、または不思議な心理的感覚を表現する概念であり、それを言い表すための言葉である。"

茂木さんが使っていた意味はやや違っていたと僕は理解していて、「子供の頃に不思議に感じたあの感覚」というような用法だったと思っています。"Sense of Wonder"を持っている奴は強い、という言葉を聴いたときに「あ、このままで良いんだな」と非常に気楽な気分になれた事を今でも覚えています。

茂木さんの講演のあと、十数人の学生がワラワラと行動の前に集まっていたので僕もなんとなくその場に行ってみて話を静かに聞いていました。
授業を主催していたCSLの所さんから「君は何を研究しているの?」と聞かれ、「半導体の研究をしています」と答えたら「そんな事やってないでもっと面白い事やんなよ」と言われたのを覚えています(笑)

授業のアフタートークが終わった後に喫煙所で一服していたら、さっきワラワラしてた中にいた学生を発見して声を掛けてみたりしまして、それが今でもたまに飲んだりしている某C君だったりします。
結局そのC君に誘われて日吉での茂木さんの飲会に急遽突入して、あぐらをかいた状態で酒飲みながら茂木さんと話してみたりしたのはなかなか面白い体験でした。

ちなみに、僕としては茂木さんが発信されている各論には賛成する部分もあり、否定する部分もあるので妄信するつもりは毛頭ありません。人によって意見は様々だし、そうであってしかるべきだと思っています。

自分の考え方に影響を与えてくれた人、という意味では今でも尊敬はしています。

無知の知

もう一つ、僕の興味を促進してくれる言葉として"無知の知"という言葉があります。
どうやらソクラテスが言い始めた言葉のようなのですが、僕の中でも今でも色濃くその思想は影響していると思っています。

同様にWikiでの説明を張り付けてみます。

"他人の無知を指摘することは簡単であるが、言うまでもなく人間は世界のすべてを知ることはできない。ギリシアの哲学者ソクラテスは当時、知恵者と評判の人物との対話を通して、自分の知識が完全ではないことに気がついている、言い換えれば無知であることを知っている点において、知恵者と自認する相手よりわずかに優れていると考えた。また知らないことを知っていると考えるよりも、知らないことは知らないと考えるほうが優れている、とも考えた。
なお、論語にも「知るを知るとなし、知らざるを知らずとなす、これ知るなり」という類似した言及がある。"

いや、これ本当にすごい言葉だと僕は思っているんですよ。

ちょっと脱線しますが、自分のホームのお店でビリヤードの大会があるときに出場者の優勝予測をする「馬」という競馬的なお遊びをする習慣があるのですが、僕の馬名は「シッタカプリンス」です。 ビリヤードを初めて2年ぐらい経ったときになんでも物理で解決しようというスタンスになってしまった時期があって、「あー、それ知ってるわ」とか無駄に口走ってしまう症候群が発症していた痛い時期がありました(笑) そんな事もあって「シッタカプリンス」として華々しくデビューを果たしたわけなんですが、昨年末のトーナメントでの馬名もいまだに使われているのである意味愛着のある馬名であります。

何の話してんだお前はという皆さんがほとんどだと思いますが、その当時僕は「自分が理解できていないことが理解できていない」状況だったんだなと今解釈しているんですよね。何故そういうことに至ったかというのが"無知の知"という言葉との出会いでした。

あー、俺は自分自身が分かってないという事を良く分かってなかったんだな、と。

「もう何言ってんだかわかんねーよ」とも思うかもしれませんが、物事をちゃんと理解していない人ほど謎の自信を持っていて頑として譲らない態度を取ったりするんですよ。僕としては自己主張をしたかったから曲げなかったわけではなかったわけではなくて、分かって無い事が分かって無かったから「俺は分かってる」と勘違いしてたんだなと今では思えるわけです。

特に何かを学ぼうという意欲が出るときには、まず「あ、俺こういう事分かってないんだな」と自分が無知であることをいったん認める必要があると思うんですよね。いったん自分でそう認めることで、素直に学びに対する意欲を肯定できる所があるのではないかと考えています。

仕事上で「電気系技術者として"本来は"知っていてしかるべき事」を僕が知らない事がちょいちょい出てくるんですが、そういうときに「あ、俺分かってねーな」と思うと素直に有識者に質問して教えを乞う事ができるようになったんです。だって分かってないんだから、分かるようになれたほうがいいじゃない。シンプルなんだけど、結構こういうところにプライドがあって動き出せない日本人は多いと思うんですよ。だから余計に大事だと思っています。

知ると何が楽しいのか

そう、ようやく本題なんですが、知るという事の楽しみについて。
正直僕が書きたかったのはここまでで書いた過程なのでこの章の内容は非常に薄い事だと理解した上でちょろっと結びを書きます。

知るという事の楽しみは基本的には「自己満足」なんだろうなと思っています。

あいつより俺の方がこんな事知ってるぞ、とかそういう優越感に近いアホくさい衝動が楽しさにつながっているんじゃないかなと自分でも思います。

でもね、色々やってきた上で感じるのは「ただ知ってるだけではだめ」だということなんです。
「知ってる」って色々なレベルがあって、①知識として知ってる、②やった事がある、③俺は山ほどやってきた、④その世界では神と呼ばれている、ぐらいのランクがあると思うんですよ。

せめて一回やってみた事で「知っている」と言える事が大事だと思っていて、自分の経験の浅さ深さと実体験における所感や感想を人に伝えることができて初めて「知っている」と口走る事ができるようになると思うんです。そうでないと薄っぺらい「シッタカプリンス」になってしまうだろうなと自戒を含めて思っています。

経験を含めて人に「知っている事」を話せるようになると、ぐっと面白い話ができるようになります。
なにより自分の失敗談やリアルな重みを人に伝える事ができるようになるからです。

そういう話ができるようになると人からの食い付き具合が大きく変わってきて、「あ、こいつ面白いやつだな」と思ってもらえるんだろうなと僕自身は感じているんですよね。

はい、そろそろ遅くなってきたので今日はここら辺で幕を下ろしたいと思います。
皆さま楽しい週末を。

#僕は金曜日は出勤です。

弱電系エンジニアという職業

さて、しばらーく時間が経ちましたがブログを始めて3つ目の記事になります。

とりあえずしばらくはテキストのみでお送りしてみようかという試みをしているわけですが、なかなか難しいもんですね。

もう少し上手い文章を書けるようになりたいです。

まぁ、そういう筆者の造詣の問題もありまして、まずは身近なところから攻めて行こうかと思います。

今日は私が生業としている"弱電系"技術者としての雰囲気をやんわりお伝えしてみようと思う次第であります。

技術者ってどんな仕事?


まず技術者とは何ぞやというところから僕自身の所見を申し上げますと、同類であってやや異なる種族の"研究者"という分類が良い対比として挙げられるにではないかと思います。

技術者も研究者も科学に基づいた知見に基づいて成果を挙げるという事は変わりないのですが、違いはその成果の種類にあると僕は考えています。

研究者としての成果は僕からすると非常にハードルが高いものでして、基本的に『世界初』もしくは『世界最高』のパフォーマンスを求められます。

研究者としての仕事の成果は発表した論文がどの程度世界に影響をおよぼしたかによって測られるもので、いわゆる最先端の研究成果が問われます。

イメージとしては『今までに無いもの』に種を植えるような形の仕事になるかと思います。

一方で技術者はどういうどういう仕事かと問われた場合、研究で培われた成果を受けて世に出す役割を担っているのではないかと僕は思っています。

いわゆる"研究"で発見/発明されて発表されるものは往々に限られた条件で成り立つ最高の成果(トップデータ)を論文にしたためているケースが多いので、実際の世の中に普及させるためにはもう少し手を加えて"いつでも、どこでも"使えるような技術として安定化させる必要が出てきます。

技術者としての成果の指標は特許と製品化の実績です。

特許は新たな技術を公開する代わりに一定期間は独占的に使わせてもらえるというものでで、技術者にとっては大変大事な成果の一つです。

また、アイディア→試作→実験/試験→製品化という過程でも想像以上に考えなければいけないことは多いです。
仮定した周囲条件で安定して機能を果たすかどうか? 長い間使っても壊れないか? バグは無いか? などなど、製品によっても項目も厳しさも変わってきます。

往々にして研究者も特許を書いたりしますし、技術者も論文を書いたりもするので、職種の振り分けとしてはどちらに主眼を置いているかの違いだったりもします。

弱電系って何?


最近の多くの記事ではただ"技術者(エンジニア)"と書くとIT系のプログラミングをしている人を指している事が多いように思えます。
皆さん真っ先に思い浮かべるのはIT系の技術者なのではないでしょうか。

世の中一言に技術者と言ってもIT系、電気系、化学系、生物学/農学系、金融系など様々ありまして、人数配分から言うと確かにIT(情報)系の技術者が多いのは僕の肌感覚としてもあまり遠くないように思えます。

電気系には、発送電やインフラを担う強電系と家電やエレクトロニクスを担う弱電系があり、私が専門として仕事をさせていただいている分野は電気系の中でも弱電系と呼ばれる分野です。コンシューマーエレクトロニクスとも呼ばれます。

弱電系の技術者は、電磁気学、制御工学、物性工学、情報工学解析学統計学あたりをおおよそ理解している事が求められるシーンが多い気がしています。学生の頃に一通り授業で習ったわけですが、なかなか実際に使うシーンに出会わないとその大事さが分からないものですね。最近になって教科書を読み直し、新たな参考書を買い、論文を読んで造詣を深める努力をしようとあらためて思うようになりました。

業界としても競争が激しい商品を多く扱っている分野なので、新しい分野を切り開かない限りコモディティ化との闘いになります。最近では成長市場であったスマートフォンの性能もユーザーが十分満足できるようになってきたので、製品に製品としての新陳代謝も性能改善だけでは成り立たないようになってきました。

これから求められるのは一般の消費者の目に見えない縁の下の力持ち的な技術か、新たなUX(User Experience)を支える技術の二択になってきていて、一部の市場強者を除いて縮小市場になっているように思えます。

ただ、いわゆるIT系の発展を下支えしている仕事でもあるので"優秀であれば"生き残れるであろう仕事でもあります。

生き残りを賭けた戦いにおいては第2専門の存在は欠かせないと思っていて、深い専門と広くて浅い知識を持ったT字人材で満足せず、深い専門を2つ以上持ったπ型人材である必要がある気がしています。

なかなか理解されがたい職業ではありますが、知的欲求を満たす環境と仲間に恵まれているので続いているのだと思います。それなりにハードワークですw

さて、眠くなってきたので本日はここまで。

ブログ開設でのアレコレ

日曜日ということで、家でグータラ寝てからスーパーに買い物に行き、
溜まった家事をこなすというマッタリな日常を過ごしております。

あまり意図はないのですが、まずは普通の日記のノリで、
しばらくはテキストオンリー書き記すスタイルで行きたいと思っています。

昨日の記事では「ブログ開設しましたよー」って話を書いたわけなんですが、
実はしばらく前からブログ始めたいと思っていたわけです。

結局今の今まで足踏みしてようやく開設したわけですが、
今日はその理由をなんとなく書いてみたいと思っています。

選択肢が多くて悩んだ

これ、ある程度他の人のブログを読んだ事がある人はみんなそうだと思います。
もう本当に無駄に悩んで調べて決められない状態。

レイトマジョリティーな状態でブログに参加していくということで、
先人たちの知恵やらノウハウがWeb上には山ほど転がっているわけです。

  • 運営側の広告は少ない方が良い
  • まず始めるに当たってタイトルは重要
  • やっぱりテーマも大事でしょ
  • 収益性を高めることを考えると○×△□
  • いかに閲覧数を稼ぐか、そのテクニック!
  • 無料ブログ完全比較!
  • やっぱり独自ドメインWordPressでしょ

色々読みました。色々考えました。
結局最終的に思った事は、




えぇ~い、鬱陶しいわ!

もう適当に始めてしまえ!!




うん、実は友人のI君に色々と相談してみたわけですが、
彼もやっぱり同じような事を散々考えた経緯があったようで。
初めのアドバイスが「とりあえず始めることがでかい」でした。

ですよね。

結局もうとりあえず周囲で使っている人が多いという理由だけではてなブログに決めましたw
決めてしまったらもう気が楽なもんで、どうやって進めようかという前向きな気持ちになりました。

で、次に考えたこと。

どうせならビール代ぐらい稼げたら嬉しいじゃん?

善は急げという事で早速Amazonアソシエイトに登録してみる。
Amazonアソシエイトは紹介した商品が自分のリンクから売れると紹介料もらえるサービスです。

即日でお祈りメールが来た。

早速素敵な展開が待っておりましたw
内容をよくよく読んでみると審査に落ちた理由がわかりました。

要約すると「まだ中身ないのに審査も何もできんわ」という事みたいですw
そらそーだ。Amazonさんごめんなさい。

ついでにAmazonさんからお祈りメール来る前にGoogle AdSenseにも登録してみたわけですが、
こちらもおそらく数日以内にお祈りメール確定な予感がして参りました筆者でございます。

まずはちょいと雰囲気見せてよ、というのは当然の話ですよね。
それなりの実績が無いのに審査お願いというのはまかり通らん世の中ですよね。

途中で息切れしたり燃え尽きたりしないぐらいの緩いペースで続けて行って、
あわよくばビール代ぐらい稼げたら良いなと思った筆者でした。

ブログを開設しました。

色々思い立って個人でブログ"InTo"を開設しました。

自己紹介

某大手メーカーにて半導体の研究開発エンジニアをしています。
趣味はビリヤード、読書、飲酒です。
哲学系の友人からは生粋の懐疑論者と言われまして、日本人よりも外人と打ち解ける方が早かったりします。

InToというタイトルについて

"into"という言葉は英語のスラングで『興味がある』とか『打ち込んでいる』とかいう意味があるみたいです。
ブログ開設にあたって自分が何をやりたいかを考えたんですが、とにかく興味があることを記して見返せるようにしたいなと思いましてこのタイトルに決めました。

"T"が大文字なのは大した意味は無いですw

キッカケ

最近やたらとFacebookで記事や書籍を紹介するようになってきたんですが、振り返ったり検索したりしにくい事に不満が出てきたのでブログとかアリかなと思い始めました。

基本方針

僕のスタンスとしては緩くマイペースに記事を書いていきたいと思っています。
『継続は力なり』ということわざがありますが、持続可能性(sustainability)を考えると何より無理しないことが続く秘訣だと思っています。

主なコンテンツとして今考えているのはこんな感じ。

  • 時事ネタ
  • 書籍レビュー
  • 技術系トピック
  • 買ったものレビュー
いや、何ら特筆すべき点はないんですがw
アプローチではなくコンテンツで攻めるような記事を書けたら良いなと思っています。

センセーショナルなタイトルやハリボテのような内容の記事は僕の主義に反するので、かわいい動物や美味そうな飯の記事は緩く書きますが、他はゴリゴリ書いていきたいと思っています。

よろしくお願い致します。

清田 悠爾